上司、後輩、先輩など職場では様々な人と一緒に仕事をする場面がたくさんあります。
馴れ馴れしくするのもおかしいし、距離が遠すぎても仕事しにくいし、チームで仕事するときは結束力も重要だしと。人と仕事をする上での悩みは尽きません。
会社員歴15年、同僚とのいざこざもありながら、最終的にたどり着いた距離感の取り方をここでご紹介していきますね。
上司編
会社員をしていると、人間関係での悩み上位にいつもいるのが「上司」です。まず先に上司との距離感を攻略する一番のポイントをお伝えしますね。
「上司をお客様だと思うこと」です。
なんで上司をお客様だと思わないといけないの?と不愉快にかんじる方もいると思います。具体的にはどういうことか説明します。
やはり上司というと何らかの期待をしてしまうのも事実。リーダーシップを発揮してほしい。支えてほしい。チーム力を上げてほしい。ですが、相手も人間です。得意不得意もあります。
自分が期待していることをしてもらえないとがっかりしたり、また、人としての好き嫌いもあったりと、その雰囲気がどうしても相手に伝わってしまうのです。
では、お客様と接するときはどうでしょうか。そんな雰囲気見せないですよね。
そして、少し視点を変えると、上司は自分を評価する人なのです。上司の評価によって、会社員は給料の額が変動します。ある意味、上司の手に自分の給料がかかっている。
ゴマすりをしなさいということではないのですが、やはり少しの距離は保ちつつ、相手を気分悪くさせないくらいの距離感がいいです。
例えば、上司から声をかけられたときは、レスポンスの早さと笑顔で答えることを意識するだけでも相手への印象が全然違います。
また、こちらから少し声をかけることも重要です。上司は部下に声をかけにいくことが多いでしょう。たまに部下から声をかけてもらえるとうれしいものなのです。あまりに多いのはよくないですが、いい仕事をする以上は上司に依存するだけでなく、自分から積極的に距離を縮めていくことも需要です。
はじめにできることは即レスと笑顔。距離感の攻略はこれがおすすめです。
後輩編
実をいうと、後輩への距離感のコントロールはとても苦手でした。。。指導してパワハラって言われたらどうしようとか、使えない先輩って思われたら嫌だな、とか悩みは尽きません。自分より確実に仕事ができる後輩もいて、プライドズタズタなんてこともあります。
そんなときもありましたが、今はうまく付き合いができるようになっています。
ポイントは自分と対等であることを意識した距離感です。
先輩から話しかけられたとき、どういう雰囲気がここちよかったか、思い出してみてください。偉ぶらず、自分の意見を聞いてくれる人に対して信頼をしていると思います。
先輩と比べると経験も知識も差があるのが当然です。でも、対等に接してくれていると、認めてくれている気がして、良好な関係が築けます。まずは、自分のプライドは一旦脇に置いといて、偉ぶらず、逆に腰を低くすることもなく、対等であることを意識してみてほしいです。徐々にですが、後輩も心を開いてきます。
先輩編
先輩との距離感で重要なのは、敬う気持ち。人と付き合う上で、重要なことのひとつに謙虚さが上げられますが、先輩と接するときはより意識して接します。
先輩に舐めた態度でいたり、逆に自信ないかんじで接していたりすると、どうしても相手に伝わってしまいます。良好な関係を築けません。まずは、謙虚な姿勢でいることがベストです。そして距離感ですが、馴れ馴れしくしないということもポイントです。つかず、離れずくらい。
先輩と仲良くなって、ごはんを食べたり、プライベートでも一緒に遊びたいという方は別ですが、あまり親密になるとお誘いが増え、断りにくくなってきます。何事もほどほどが重要です。
距離が近すぎる人
たまにいますね。距離が近すぎて、グイグイ、プライベートのことまで踏み込んでくるタイプです。
といっても、職場だと中々無視もできない。ここで提案する対処法は、声をかけられても、常に面白くない対応をするというのがあります。
「その服かわいいねぇ。高かったんじゃない?」と言われたときは「どうでしたかね~」といって、なんとなく席を外したり。何か言われても「あぁ、そうなんですねぇ」といって話を展開させないなど、まずは興味がないことが伝わるようにします。
距離が近い人は、雰囲気を読むということが不得意です。だったら、相手の自分への興味をなくしてしまおうという考えです。
相手に何か言われても常につまらない回答をする。相手につまらないやつだと思われたら、こっちのもんです。常にいい人でいたいという気持ちも分かりますが、自分と合わないと思ったら、相手と距離をとることも必要です。無意識にいい人対応してしまっていることに気づくはず。ぜひ自分を大切にしてください。
距離が遠い人
自分が近づきたいと思ってるけど、中々距離を縮められないことを前提に話をしますね。
人と距離を常に取りたいと思っている人はいるので、そういう人と距離を縮めるのは難しいものです。
わたしがやってみて、有効だと思った方法は、一人になったところを狙えです。自販機にいったところとか、一人でコピー機にいったところとか。一人のときに話しかけると自分に話しかけていることが認識されるので、ピンポイントで話せなますし、相手の認識度合が違います。
何気ない一言で構いません。自販機に言ってコーヒー好きなんですか、とか。このコピー機調子悪いですよねとか。反応がいまいちでも、少しずつ話しかけていると、この人は大丈夫な人だという認定をされるときがあります。
慣れてきたら、少しプライベートなことも話してみたり、徐々に距離を縮めます。徐々に小出しがポイントです。距離を取りたがっている人は、そもそもあまり人と接触する時間をさけている傾向があるので、この人だったら大丈夫だと認識してもらうことが重要なのです。でも、一度大丈夫だと思われたら、深く仲良くなる確率はぐんと上がります。
注意すべきは、話しかけても、本当に無反応の人もいるということも想定しておくこと。そういうときは、潔く諦めるのも方法です。
距離感の把握
距離感の把握といっても、中々難しいですよね。距離感を把握するためには、相手のぎりぎりを探るというのもひとつ手です。その繰り返しで、徐々に自分の距離感の取り方が分かるようになってきます。
なにごとも行動あるのみ。人とのコミュニケーションで、すぐにどうにかなるということは少ないです。日々の積み重ねが、数年後生きてきます。
それでも、よくわからない!という方は人に相談をするのもおすすめです。職場にメンター制度があるところは利用するのもいいと思いますが、設置されてる会社も限られているはず。職場の課題を職場に相談するのは中々しにくもの。それだったら、全く利害関係のないプロに相談すると方向性がみえてきたりします。
相談できる機関は色々あるのですが、おすすめのところをひとつ紹介させていただきますね。
【URARAKA(ウララカ)】病院にいくほどでもないけど誰かに相談したいなという悩みに対応してくれています。オンラインでビデオ、電話、メッセージなどで相談でき、自分にあった方を登録したカウンセラーから選べるしくみになっています。だれにも相談できなくて困っているという方におすすめです。
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ココナラでお悩み相談・カウンセリングまとめ
職場での距離感は感じ取る部分が多くあります。その距離感を考えているあなたは優しい人です。人とうまくやっていきたいと思っている証拠です。コミュニケーションは地道で大変なことが多いですが、そこには感動もあったりします。
ではでは、他でもここちよく働く、暮らす記事を書いてますのでよかったら読んでみてくださいね。